ホームページ制作においてデザインは非常に重要な役割を持ちます。ユーザーがホームページを見て「かっこいい」「おしゃれだ」など感じてもらえれば、ブランディングに大きな効果をもたらします。
しかし、集客目的においてはデザインだけを重視するホームページはおすすめいたしません。なぜなら、デザインが集客に与える影響力は少ないからです。デザインはもちろん重要ではありますが、ユーザーが一番求めているものは商品やサービスなどの『情報』です。そこで今回は、「なぜデザインだけを重視するホームページは集客力が低いのか」についてご紹介いたします。集客力のあるホームページを作るコツについてもご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
デザインだけを重視するホームページの集客力が低い理由とは
デザインだけを重視するホームページには集客力がない理由は次の通りです。
- デザインが集客に与える影響力は少ない
- ユーザーはホームページに情報を求めている
- ホームページの本来の目的とズレている可能性が高い
それぞれについて詳しくご紹介いたします。
デザインが集客に与える影響力は少ない
ホームページの情報が少なくデザインが良いだけでは、Googleクローラーに伝えたい情報を伝えることができません。ユーザーも同様の可能性が高いため、ホームページに良い評価を与えられず、検索結果の上位に表示されません。結果的に、誰もアクセスしないホームページが出来上がってしまいます。
ユーザーはホームページに情報を求めている
Googleクローラーがホームページに情報を求めているように、ホームページに訪問するユーザーも情報を求めています。商品・サービスの情報を知りたいのに、デザインを優先し、情報を少なくしたり、CSSやJavaScriptなど動きを多くしたりすると、ユーザーは「求めている情報が見つけにくいもしくは無い」という理由で離脱してしまいます。もしくは情報が少なすぎてユーザーに商品やサービスについて正しく理解していただくことができないという可能性があります。
ホームページの本来の目的とズレている可能性が高い
デザイン重視のホームページを作ることは悪いことではありません。ただ、その目的が重要となります。ブランディングが目的であるならばデザイン重視でも問題ありません。しかし、集客が目的であるならばデザイン重視のホームページは本来の目的とズレている可能性は非常に高いです。本来の目的を見失わずにホームページ制作を行うようにしましょう。
集客力のあるホームページを作る3つのコツとは?
集客力のあるホームページを作るには次の3つのコツを抑えておきましょう。
- ホームページのコンセプトや目的が明確である
- ユーザーを第一に考えたコンテンツ作り
- ホームページ制作後の運用方法や社内の運用体制作り
それぞれについて詳しくご紹介いたします。
ホームページのコンセプトや目的が明確である
ホームページ制作する際に最も重要なのは何のために制作するのか?ということです。つまり、コンセプトや目的をはっきりさせておく必要があります。なんとなくで制作するホームページほど、「デザインがおしゃれであればそれでいい」となる傾向がありますので、必ずコンセプトと目的をはっきりさせておきましょう。
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ユーザーを第一に考えたコンテンツ作り
ホームページのコンセプトと目的が明確になったのであれば、次にユーザーのことを第一に考えたコンテンツ作りをしましょう。ホームページにどのような情報を掲載するべきなのか、どのように情報設計をすればいいのか、必要のない情報はどれなのかを明確にしていきましょう。ユーザー目線を徹底し、ご自身も一人のユーザーとして商品・サービスの何を知りたいのかを書き出していくと良いコンテンツが作れるでしょう。
ホームページ制作後の運用方法や社内の運用体制作り
ホームページ制作中はもちろん重要ですが、集客を目的とするのであれば制作後の運用方法や社内の運用体制作りも非常に重要になってきます。例えば、「週4回ホームページを更新する」「月に一度はGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールでデータや検索キーワードを見て、情報を追加していく」など運用方法を決めておきましょう。
運用方法が決まれば、「社内の誰がホームページ担当者になり」「何人関わるのか」「責任者を誰にするのか」などを決めておくことで、ホームページ運用をスムーズに進めることができるでしょう。
補足:中小企業は大手企業の真似をしてホームページ制作をしてはいけない
中小企業がホームページ制作をする際に、大手企業のホームページを見て、「こんな感じのホームページが作れたらいいな」と考え、ホームページを真似して制作することがよくあります。しかし、中小企業は大手企業の真似をしてホームページ制作をしないことをおすすめいたします。なぜなら、大手企業のホームページはブランディング戦略の一環であることが多いからです。
つまり、集客が一番重要な目的ではないということです。大手企業は良くも悪くも一定のイメージが持たれています。大手企業は常に多くの人から良いイメージを獲得するためにイメージアップを行わなければなりません。一方、中小企業のホームページに求められていることは、「自分たちが何者で、何を売っており、何が強みなのか」をしっかりユーザーに伝えて、理解してもらい、商品・サービスを購入してもらうことです。
また、大手企業のホームページを真似するということは、大手企業と同じ土俵で戦わなければならないということです。中小企業には自社の強みを活かし、大手企業とはまた別の違う市場で戦っていかなければ生き残れない可能性は高いです。そのため、ホームページ制作時は大手企業のホームページを真似するのではなく、自社の強みや他社との差別化要素などを前面に押し出した、独自のホームページ制作をしていくことをおすすめいたします。
もし、大手企業のようなホームページが良いと思われているのであれば、完璧に真似するのではなく、「操作しやすさ」「ホームページの見やすさ」などを参考にするようにしましょう。
デザイン×Webマーケティングのホームページ制作がおすすめ!
デザイン重視のホームページ制作は集客には向いていないというお話をしてきたわけですが、それでもやはり、最低限のデザインは必要です。いくらホームページへユーザーを集客できたとしても、お問い合わせがなければ意味がありません。ユーザーがホームページをぱっと見た時に信頼感を与えられるようなデザインなどを意識する必要があります。
そこでおすすめしたいのが、デザインとWebマーケティングの2つを軸にした、ホームページ制作です。ユーザーにとって本当に必要なデザインとWebマーケティングによる集客で、売上に貢献するホームページ制作ができます。
おわりに
ここまでデザイン重視のホームページは集客力が低いということをお伝えし、集客力のあるホームページ制作のコツをご紹介いたしました。前述した通り集客を目的としたホームページ制作を行うのであれば、デザイン×Webマーケティングの二軸を意識したホームページ制作を行うと良いです。
ビジョン・サプライではホームページ制作だけではなく、SEO対策、リスティング広告などのWeb集客のサポートも行っており、幅広いデザインにも対応可能です。新規ホームページ制作、リニューアル制作の際に集客を目的としたホームページ制作をする際は、デザイン×Webマーケティングの二軸を得意とするビジョン・サプライにお任せください。