2020年4月8日、日本も新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で、ついに緊急事態宣言が発令されました。私も以前からの新型のウイルスは気にかけていましたが、「2009年パンデミック」や「重症急性呼吸器症候群(SARS)」、「中東呼吸器症候群(MERS)」の時が大きな被害が出なかったこともあり少し油断をしていました。
2009年の時もマスクもが店頭から消え、高額で販売されていましたが数か月後にはマスクが余るようになり、メーカーが在庫処分に苦労したとという過去があります。しかし今回は先が見えない状況です。
東日本大震災の時に、横浜に住んでいましたが翌日のスーパーで、あっという間に物が消えていく様子を思い出します。買い物中のショッピングカートが盗まれて大騒ぎしている人がいました。平常時では考えられない状況でした。
感染拡大防止のために、仕事環境が変わりつつあります。テレワークが推奨されていますが、日本は遠隔で仕事をすることへの整備が遅れていることもあり、戸惑われている方も多いと思います。
仕事が減っている今だからこそ、放置するのではなく今のうちにやっておかなくてはいけないことがあります。新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)が落ち着く頃には世の中は大きく変わっているかもしれないからです。
ということで今回は、あなたの会社が今何をするべきか、Web環境整備の必要性についてご紹介いたします。
目次
営業状況の公開
まず、企業に連絡するとき、今日あの会社は営業しているのだろうか?どうやって連絡したら良いのだろうかという事を考えてしまいます。
皆さんよくお分かりだと思いますが「貴重なお客様を逃さないため」「連絡方法を知ってもらうため」に必要なのはホームページでの告知です。
WordPressなどCMSで制作されている企業様は問題ないかもしれませんが、静的なページをhtmlで制作されているホームページで運用されている場合、頻繁に更新することは大変です。
WordPressなどでCMS化すれば簡単に更新できるようになりますが、いま緊急事態ですぐに取り掛かるのは難しいと思います。
そこで今あるサイトにWordPressをインストールさせる方法があります。制作会社にお問い合わせ頂いたほうが早いと思います。
WordPressの導入や組み込みはビジョン・サプライでも行っております。お気軽にご相談ください。
ビデオ通話システムの導入
テレワークという言葉が飛び交っていますが、今は便利なツールがたくさんあります。
当社ではChatworkを普段から使用している関係で、社内の会議もChatwork、お客様とはZOOMを利用して遠隔会議をしています。
今導入しておけば、将来営業に行かなくても良くなるかもしれません。
IT系企業の中には、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の蔓延で、キャンペーンを行っている場合もあります。
この機会にいろいろテストされてはいかがでしょうか。テレワークに必要なWeb会議ツールやオンライン商談システムをご紹介します。
<おすすめWeb会議ツール>
■Chatwork
国産の法人向けチャットシステムです。Lineと違い、見れるときに見るというのがコンセプトです。既読スルーをする必要がありません。
ビデオ通話が簡単にでき、フリープランの場合は「1対1」の最大2名様まで、有料プランの場合は、最大14名様まで同時通話ができます。
■ZOOM
ビデオミーティングシステムとして今人気です。HDビデオと音声をミーティングに投入すれば、最大1000人のビデオ参加者に対応でき、最大49のビデオをスクリーン上に表示できます。簡単で場所とデバイスを問わず参加できるのが特徴です。
■bellFace
オンライン商談システムとして、国内で高いシェアを誇っています。企業の新型コロナウイルス対策を支援するため、2020年5月31日(日)までの期間無償提供中です。(申し込み期日:4月末まで)
■Microsoft Teams
オンライン会議を活用してリモート ワークを安全にというコンセプトのもと、企業の管理者側の立場から管理しやすいように設計されています。
セキュリティ面も強固で信頼性があります。Skypeが融合されたビデオ会議(テレビ会議)でシェアを伸ばしています。
セキュリティ対策
近年の災害は新たな犯罪を生み出します。新型コロナウイルスでも『コロナウイルス感染マップ』を偽装したマルウェア「Corona-virus-Map.com.exe」というWindows向けアプリが既に発見されています。
会社が長期休みになるなど会社のパソコンが乗っ取られたり、ホームページ上の一部ページが乗っ取られるなどの被害が予想されます。
そこで会社のセキュリティ関連のチェックリストをご紹介しますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
会社のセキュリティチェックリスト
新5分でできる自社診断シート (IPA)
組織の情報セキュリティ対策自己診断テスト 情報セキュリティ対策ベンチマーク(IPA)
情報セキュリティ対策セルフチェック(JNSA 日本ネットワークセキュリティ協会)
簡単セキュリティ自己診断チェックシート(カスペルスキー)
PCのセキュリティ対策
OSのアップデート
Windowsの場合8.1以上にする必要があります。Windows10だから安心というわけではなく、最新のWindows10にする必要があります。2020年4月10日現在の最新は「バージョン 1909」でさらに最新のパッチに更新する必要があります。
Windows10アップデート
Windowsのバージョン確認方法
[スタート] > [設定] > [システム] > [バージョン情報] の順に選択します。
MacOSの場合はApple メニューから「この Mac について」を選択します。
最新バージョンはmacOS 10.15 Catalinaになります。
macOSは2つ前のバージョンまでしかパッチが出ないので実質macOS 10.13 High Sierraまでがサポート範囲といえます。Windowsと違い古いバージョンのOSは一切サポートされません。
パスワードの設定
ウイルスソフトを最新にする
主なウイルスソフト
ノートンインターネットセキュリティ
ESET Internet Security
カスペルスキー
ウイルスバスター クラウド
マカフィー® リブセーフ™
zero スーパーセキュリティ
アバスト(何らかの理由でWindowsXPを使い続けている人のためのウイルス対策)
まとめ
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で世界中が闇の世界に引き込まれていくような状況ですが、今頑張ってIT化をすれば、業務効率が上がり次の時代に戦っていけるようになるのではないでしょうか。その一方でセキュリティの強化を図って犯罪にあわないようにしなくてはいけません。この状況を有効に活用していきましょう。
緊急事態宣言が収まって一刻も早い回復を祈っています。