【検索結果画面で差をつける!】Google検索に設定できるリッチリザルトのご紹介

ここ数年でGoogleの検索結果画面が変化していることはご存知でしょうか?
以前はサイト名と簡単な説明文のみが表示されていたイメージでしたが近年では画像や動画などのコンテンツが表示されるようになり賑やかになりました
それらの情報を総称して「リッチリザルト」と呼び、現在SEM(検索エンジンマーケティング)において重要な要素になりつつあります。

どんなことが出来るの?

リッチリザルトはホームページ内の色々な要素を検索結果画面に表示することが出来ます
例を挙げると

  • 記事の内容
  • パンくずリスト
  • イベントの告知
  • 商品情報
  • 料理のレシピ
  • 求人情報
  • FAQ

などなど、ホームページに訪れる前のユーザーにも色々な情報を提示することが出来ます。
さながらお店の外のディスプレイのようなイメージです。
上手に使えば検索ユーザーに対する大きなアピールになり、アクセス増加を見込めます。

リッチリザルトはこう見えます

リッチリザルトによって表示されている具体的な例をいくつかご紹介いたします

パンくずリスト

ホームページ内でも、ページに至るまでの道順、階層を表すために用いられるパンくずリスト
検索画面でも表示さることによって、ユーザーはダイレクトに見たいページをクリックすることが出来ます。

商品情報

商品の写真や価格、スペック等を検索結果画面で表示させることが出来ます。
商品の情報をダイレクトにアピール出来るので通販サイトなどでは積極的に取り入れるべきリザルトです。

求人情報

企業やお店の求人情報も検索結果画面に表示できます。
仕事内容、条件、給与などを提示することで仕事を探している人にアピールすることが出来ます。

FAQ

「よくある質問」などの質問と回答をFAQ形式で表示できます。
ユーザーが持つであろう疑問にいち早く回答することで検索結果画面でのユーザ満足度に繋がります。
他にも「動画」「料理レシピ」「イベントスケジュール」などなど色々な種類のリッチリザルトが存在します。
ホームページの目的とアピールすべきポイントを踏まえて利用するリッチリザルトを選びましょう。

リッチリザルトの設定方法

ではリッチリザルトを表示させるためにはどうしたら良いのでしょう?
「データハイライターを利用する」「Microdataでタグ設定をする」など方法はありますが
今回は一番メジャーとなっているJSON-LD仕様の構造化マークアップの設定方法をご紹介いたします。

構造化マークアップ

構造化マークアップとはそのページ内のコンテンツ要素を決まった形に落とし込むことで、検索エンジンに正確に伝えるための形式です。
マークアップした記述を「<head>」領域に記述することで、検索結果に表示する情報をGoogleに伝えます。
以下は当ホームページでもよくある質問に記載されているFAQマークアップです。
ページ内の質問と回答をマークアップの形式に当てはめて記述しています。

<script type="application/ld+json">
{
"@context": "http://",
"@type": "FAQPage",
"description": "当社のよく寄せられる質問に回答します。",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "お見積もりは費用がかかりますか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "お見積りは無料で承っております。ぜひお気軽にお問合せくださいませ。",
"url": "
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "ホームページについては全く素人なのですが大丈夫ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "全く問題ございません。分かりやすくご説明させていただきますのでご安心くださいませ。",
"url": " }
},
{
"@type": "Question",
"name": "WEB制作の標準的な金額はいくらくらいですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "ページ数や組み込むシステムや内容によっても標準的な金額は異なります。<br>ミニマム約10ページ30万円~お受けしております。",
"url": " }
]
}
</script>

記載後、Googleの検索結果画面に質問と回答が表示されるようになりました。
表示させたいリッチリザルトの種類によってマークアップの形式は異なります。
Google
【検索結果画面で差をつける!】Google検索に設定できるリッチリザルトのご紹介

Googleが構造化マークアップの支援ツールをを公開しているので利用すれば簡単にマークアップデータを作ることが出来ます。

検索画面に表示されない場合

実は構造化マークアップを記載しても、検索結果画面に反映されるとは限りません。
その際は以下のような理由が考えられます。

まだクロールされていない

構造化マークアップが記載されていても、Googleの検索エンジンに登録されないと反映されません。
時間がたてばクローラーロボットが巡回にきて登録されるはずです。
また少しでも早く反映してほしいならGoogleにクロールをリクエストする方法もあります。

関連 : Googleのクローラーに巡回申請をする方法を解説!

マークアップの記述が間違っている

構造化マークアップの形式は厳格に決まっており、一つでも記述が間違っていると認識されなくなってしまいます。
Googleが構造化のテストツールを提供しています。
URLかマークアップ記述(コードスニペット)を入力して間違いがないか確認しましょう。

関連 : 構造化データチェックツール

審査に通らなかった

Googleにクロールされ、記述に間違いが無くても自動的に検索結果に表示されるわけではありません。
その後、リッチリザルトを表示するべきかをGoogleが審査します。

審査基準の詳細は明らかにされていませんが、

  • 構造化データを技術的に正しく実装していること
  • リッチスニペットのポリシーに一致していること
  • サイト全体の品質が高いこと

の3点を満たしている必要があると過去に明言しています。
ただ構造化マークアップを記載するだけでは表示されないようです。

関連 : リッチスニペットが検索結果に出ないのはなぜ? ―― リッチスニペット表示に必要な3つの基準

まとめ

Googleの検索結果画面は日々進化しています。
リッチリザルトの充実によってトラフィックを大きく伸ばす事例もありSEO対策としての結果につながる可能性があります。
FAQリッチリザルトを導入して大きな結果があった事例です。
事例: 【事例紹介】FAQリッチリザルトで検索トラフィックが対前年比141%
ホームページにアクセスしたユーザの満足度だけでなく、アクセスする前の検索結果画面の満足度という指標も生まれつつあるのかもしれません。
ビジョン・サプライも日々 SEO視点でリッチリザルトのご提案をしています。br>ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

この記事を書いた人

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