屋根修理・工事業のブランディング

概況

特殊な市場であると思われるが、建築業の中でも更にニッチな市場であると思われる。家の新築やリフォームはある程度概念的にイメージはしやすいが、屋根に関する潜在需要は縁が無い人には全く無いものと思われる。しかし全国的に何年に一度起こる台風や長雨等の水害をメインに、屋根に関するトラブルは毎年何かしら発生していることが分かった。キーワード「屋根 修理」「屋根 工事」に関しても潜在的に高い検索ポテンシャルを持っていることも分かった。月間推定検索は「屋根 修理」がヤフーで2,960件、グーグルで11,840件、「屋根 工事」がヤフーで1,080件、グーグルで4,320件でした。屋根が飛ばされる、瓦が飛ばされる、屋根や天井から水が漏れてきているなど、雨や台風と経年劣化で屋根に問題を抱えている人はそれなりに多く、また直接建築屋やリフォーム業者に問い合わせるのは少し違うのではないか?という考えから、しっかりとブランディングを行い、屋根修理や工事に特化したアピールができれば勝負ができる市場と認識しました。

ある屋根修理・工事業者の対策

,地域に存在する屋根修理・工事に対応しそうな企業のHPには屋根の修理や工事に関する深い説明は存在していなかった。屋根の修理や工事にもいろいろなものが存在するのをヒアリングし、よく起きうる修理・工事において具体的に可視化するため、HPのページをそれぞれ独立させて作った。

,他社と違う点として、神社仏閣などにも過去に多くサービスを提供しているのが分かった。同じ業者でも神社仏閣にまでサービスを提供していることは信用につながると考え、神社仏閣に向けてどのような屋根修理・工事のサービスを行ったのかをヒアリングし、ホームページのページにまとめた。

,エリアSEO対策を行った。商圏は県全体には及ばないが、メインの市の近隣にさらに5つの市町村が存在した。その全てにそれなりにかかるように対策を行った。キーワードは「屋根 修理 ”地名”」「屋根 工事 ”地名”」である。

,LINE公式アカウントの設置を行ってHPのトップページに掲載をした。LINEをつかって、雨漏りしている屋根の写真を撮って簡単に見積を依頼してくれるようにした。

展望

あくまで屋根修理・工事がメインとしてブルーオーシャン戦略でブランディングの方向性を立てたが、隣接しているリフォームに弱いイメージがあると、屋根修理を依頼したくてもリフォームを依頼していいのか少し躊躇する可能性があると考えたので、しっかりとリフォームにも対応している旨も出していっている。もちろん元からリフォームには対応しているので問題は無い。しかしあくまで屋根修理&工事のプロフェッショナルとしての立ち位置を明確にして同業他社との差別化をしっかりと行った上で、当然のごとくリフォームも楽勝で対応してますよ、的な方向性にこだわるべきと考える。何かしらの水害が起きるといきなり多くの方々から問い合わせが増えるが、困っているお客様のスタンスにたって、常に親身に対応していくことを忘れなければ、未来のリフォームの仕事も来やすくなると思われる。

必要なもの

ホームページ
エリアSEO
MEO対策
LIME公式アカウント

利用可能な補助金

●事業再構築補助金
● 小規模事業者持続化補助金
● ものづくり補助金
● IT補助金
● (世代交代の場合)事業承継引継ぎ補助金
● 経営力向上計画
● 先端設備導入計画

総論

世の中に建築屋やリフォーム屋さんは多いけど、屋根修理・工事にピンポイントで合わせてサービスを提供してくる企業はあまりないという印象と、当社が思っている以上に、水害がある地域では屋根の問題が定期的に起きるということが検索キーワード数のリサーチで分かり、魅力的な市場であるのが理解できました。屋根に関するどのようなことでも相談していただけるように、今後は自社内でコンスタントにツイッター等で情報発信でもできるようになると、さらに地域内で優位性が長きに渡って構築されると思うので、今後取り組んでいただくようにしたいと思います。

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