本や新聞などを読む機会は誰にでもあるかと思います。
その中で長い文章を読む際、何気なく役に立っているのが「見出し」です。
想像してください。新聞紙いっぱいにズラッと並んだ起伏の無い文字の列を…。
もし内容が有用で面白いものであっても読み始める気が起きませんよね。
見出しには文章に起伏を付け、どんな内容が書かれているかを読む人に伝える役割があります。
もちろん、ウェブサイトのページやブログ記事なども同様に見出しが重要です。
いえ、ホームページの見出しには本や新聞以上に必須級の役割が見出しの重要性があると言っても過言ではありません。
その理由も含めて今回は、ホームページでの見出しの役割と設定方法をご紹介いたします。
目次
見出しのもつ2つの役割
ホームページ上の見出しには2つの大きな役割があります。
視覚的な役割
上記でも触れましたが、起伏の無い、長い文章はユーザーの読む気を奪ってしまいます。
見出しのない長い文章は確実に直帰率増加(悪化)に繋がります。ユーザーが長い文章を「さあ読もう」と取り掛かる際、まずは「どんな内容がどこに書かれているか」を見渡せるようにするのがホームページでの「見出し」の第一の役割です。
SEO対策としての役割
見出しの視覚的な役割に関しては本や新聞などの他の媒体とおおよそ一緒です。
しかしホームページにおける見出しの重要な役割はもう一つあります。
それが「SEO対策としての役割」です。
ホームページに訪れるのは人間のユーザーだけではありません。
Googleなどの検索エンジンのクローラーと呼ばれるプログラム(ロボット)が情報を取得し検索エンジンに登録するために定期的に巡回してきます。
その際、「このページはどのような文章が書かれていて、何を発信しようとしているのか」ということをクローラーは、見出しの内容を重視して読み取るっています。
つまり見出しは、検索結果を上位化させるためのSEO対策として、非常に重要な役割も担っているのです。
どんな言葉で検索された際、検索エンジンの上部に表示されたいか、つまり「キーワード」を見出しに組み込むことが重要です。
ただし、やりすぎて文章のバランスを崩すような場合逆効果です。
あくまで「読みやすいページ」を作るための見出し構成を考えるのが一番大事です。
見出しの設定方法
ではそのような重要な見出しを、ホームページでどのように設定すれば良いのでしょうか?
HTML上には「見出しタグ」と呼ばれる「h1~h6」までの6種類のタグが用意されています。
見出しにしたい箇所をこれらのHTMLタグで囲むことで見出しを設定することが出来ます。
ただし、見出しタグには設定する際の多少のルールがあるのでそちらもご紹介いたします。
h1タグのルール
見出しタグは「h1~h6」まで6種類ありますが、数字が若いほど「重要な見出し」という意味合いになります。
つまり「h1」は最も重要な見出しであり、唯一「ページ内で1か所のみ」※というルールがあります。
ページ内で最も端的にその内容を表している箇所に設定するようにしましょう。
※「2つ以上あっても問題ない」という旨の発言が過去にGoogleからありましたが、構造を整理する意味も込めて1つに留めるのが無難です。
h2~h6タグのルール
「見出しタグ」と呼ばれていますが「h1」はその性質上、「サイトロゴ」や「ページのタイトル」に使用されるのが一般的です。
その場合、実際の文章中の見出しで使用するのは「h2~h6」のタグになります。
「h1」タグと違って使用数に制限はないので、文章が見やすくなるよう単元ごとに設定していきましょう。
ただし「h2→h3→h4→…」と重要度の高いものから使用する。というルールが存在します。
例えば「h3」を1つも使用していないのに「h4,h5,h6」を使用するのは正しい方法ではありません。
全ての見出しを見渡して重要度の高いものから順番に「h2~h6」を設定するようにしましょう。
ビジョン・サプライの「見出し提案」施策のご紹介
上のパートで述べた通り「見出し」の設定はSEO対策としても非常に重要です。
弊社ビジョン・サプライもSEO対策の一環として「見出し提案」行っています。
お客様と決めた、上位化の為の「対策キーワード」を含んだ「見出し」の原稿をご提案したり、既存のページやブログの見出しの改善案をご提案しています。
HTMLのルールにのっとった正しい形で見出しタグを設定し、ユーザーが見やすいページや記事を構築することで多くのお客様のホームページを上位化してきました。
「見出し」でコンテンツを整理する
ただただ長い平坦な文章やコンテンツではユーザーに情報を伝えるのが困難です。
また発信する側も、コンテンツを作成している途中で何を伝えるべきだったのか迷走することもままあります。
伝えたい事、発信すべき事を一度整理して「見出し」の設定に落とし込むことで過不足なく情報を発信できるページ構成を考えるようにしましょう。
ビジョン・サプライでは「見出し提案」の施策から、日々の運用サポートまで総合的に承っております。
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