コンテンツマーケティングには必須?データの裏付けが出来る統計サイトをご紹介します。

グラフのチェック
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今回は、コンテンツマーケティングで記事コンテンツを作成するときに便利な統計データを検索・ダウンロードできるいろいろなwebサイトをご紹介したいと思います。
近年ではコンテンツマーケティングが非常に流行しており、自社でオウンドメディア等を運営している企業などがとても増えていますよね。この記事を見て頂いている方の中でも自社サイトのコンテンツ制作担当者の方も多いのではないでしょうか?
そこで一つ質問なのですが、皆さんがオウンドメディアでコンテンツ制作を行う上で、「自分で作ったコンテンツだけど、今一説得力に欠けるな…。」「コンテンツの内容が主観に偏っているよな…。」等と感じる事はありませんか?もちろんコンテンツはライターやそのコンテンツを企画した人間が作る物なので、その人のオリジナルな視点やアプローチというのは非常に重要ではあります。しかし、多くの人に見てもらい、共感してもらうためには、一方的な主観を押し付けるのはあまり良い方法だとは言えません。
それでは、主観的に見られず、説得力のあるコンテンツにするにはどうすればいいのでしょうか?
それは、作成したコンテンツが正しいという裏付けデータをコンテンツ内に添付することが最も有効的な方法です。しかし、コンテンツを作成する度に自社でアンケートや市場調査などを行うとなるとコンテンツ作成するのにいくら時間があっても足りないですし、制作コストも跳ね上がってしまいます。コンテンツマーケティングのメリットは低コストで行えるという事がメリットの一つなのにここに費用をかけてしまっては本末転倒ですよね。
そこで今回ご紹介するのは、様々な市場調査や消費者動向などの政府統計や、民間企業が行った統計データがダウンロードできるサービスです。中にはかなりフランクなアンケートデータなどもあり、コンテンツの幅を広げる事もできますし、是非活用してみてはいかがでしょうか?
コンテンツは数字やデータをうまく活用することで、そのコンテンツの価値を向上させることもできますので、以下にご紹介するサイトを一度ご参照ください。

総合データベース系統計サイト

まずは民間企業や政府が行った調査をまとめている統計サイトをご紹介します。政府が行った調査などあらゆる統計データを網羅的に閲覧することが可能ですので、統計データを探す場合は以下のサイトから確認するといいでしょう。以下に紹介するサイトは掲載されているデータも異なるのでいろいろと見比べてみるのも良いですね。

あらゆる統計データが魅力の『調査のチカラ』

引用:http://chosa.itmedia.co.jp/

『調査のチカラ』は、ITmediaが行っている無料アンケートデータの統計が掲載されているまとめサイトです。このサイトには、エンタメ情報、ライフスタイル、ビジネスやIT、消費や投資まであらゆる情報のデータがまとめられているので、必要なデータをジャンル別に検索することも可能です。
データの閲覧は基本的に無料で出来るので自社に必要な様々なデータを網羅的に検索することも可能です。また、サイト内検索が行いやすいように、各データには「タグ」がつけられており、初めてサイトに訪問した人でも検索しやすい作りになっています。しかも、検索結果には関連の調査データもリストアップされるので、慣れてくれば必要なデータを掘り下げて手に入れる事が可能です。
『調査のチカラ』は1ヵ月に1000件を超える調査データが追加されることもあるなど、様々な調査データの総合データベースと言っても良いようなサイトです。「統計データが欲しい!」という方にはオススメです。
調査対象:ビジネス、IT、ライフスタイルなど様々なジャンルが対象
調査内容:意識調査、市場動向の調査 など

日本政府の統計データが見れる『政府統計の総合窓口e-Stat』

引用:https://www.e-stat.go.jp/

『政府統計の総合窓口e-Stat』は、独立行政法人統計センターが運営しているサイトです。このサイトは、日本政府が調査したデータを公開しているサイトで、総務省・財務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省など14府省の調査データがまとめられているので、様々な調査データを集める事が可能です。
こういったサイトがない時代には各省庁で公表されたデータを集めなければいけませんでしたが、『e-Stat』を使う事によって知りたい情報を検索しダウンロードまで出来るようになっています。また、このサイトでは人口ピラミッド等の各種グラフや地図上に統計データを落す機能など、利用者が嬉しい様々な便利機能も用意されています。
『e-Stat』は2017年にリニューアルされ、スマートフォンでの閲覧や検索もスムーズにできるようになっており、統計表の編集もドラッグ&ドロップで視覚的にわかりやすくなっています。
調査対象:国民生活に関わる様々な事項について
調査内容:国勢調査 など

あらゆる経済ニュースが集まる『経済ニュース』

引用:http://www3.keizaireport.com/

『経済ニュース』は、国内外の経済に関するあらゆる調査がまとめて掲載されているwebサイトです。このサイトの特徴は、調査レポートの更新頻度が非常に高い事で、2018年3月現在でレポートの掲載数は31万件弱と驚くほど膨大な数の調査レポートが掲載されています。
日本国内、海外問わず現在の経済状況や有識者の今後の展望など、経済に関する調査が知りたいと言う方はこのサイトで確認すればほとんどの情報は手に入るのではないかと言われています。
サイトには無料会員機能もある為、会員登録しておけば後で読みたいレポートなどをブックマークしておく機能などが使えます。
調査対象:経済に関する物全般
調査内容:レポート形式の物がおおい

市場調査・消費者意識系の統計サイト

次に市場調査や消費者意識に関する統計データなどを公表しているサイトをご紹介します。コンテンツマーケティングなどのwebマーケティングで必要になる消費者意識等をまとめて調べる事が出来るのでこういった情報は必須かもしれませんね。
また、自社がその市場に関わっていない場合でも、調査結果を見ることによって興味深い消費者意識などを知る事も出来る為、見ているだけでも面白いと思いますよ!

1992年からの消費者観測データ『生活定点』

引用:http://seikatsusoken.jp/teiten/

『生活定点』は、博報堂生活総研が行っている日々の生活に関する定点観測情報を公開しているサイトです。結構堅いイメージのある調査データサイトの中でもカジュアルなデザインでサクサク読めるの良いですね。
このサイトは日々の生活に関する意識調査を定点調査という方式で行っているもので、1992年から行われています。生活観測データは1500項目からなるもので、隔年で同じ質問が繰り返されるので、年によるその回答の微妙な変化を見ることができます。
日常生活での定点調査なので掲載調査数はそこまで多くありませんが、とても興味深いデータが多く掲載されています。データはサイト内でカテゴリー別や、性別・年代などの人の属性の絞り込みで探すことができます。変わったところではグラフ別検索で「ここ2年で最も上昇したデータ」などデータの変化値による検索ができる事で、過去との比較データが欲しい場合には重宝しますね。見つけたデータはエクセル形式でダウンロードすることもできます。
調査対象:食、労働、ライフスタイル、メディア、国際関係 等
調査内容:日常生活の中の意識調査

市場調査と言えば『矢野経済研究所』

引用:https://www.yano.co.jp/

矢野経済研究所はマーケティングリサーチ、ソリューションを専門に行っている会社で、受託調査や市場調査資料の販売を行っています。
サイト内では矢野経済研究所が実際に行った市場調査のサマリーが公開されており、pdfにてダウンロードすることも可能です。調査結果サマリーだけでも充分に価値のある資料になっていますが、さらに裏付けなどの詳細データが欲しい場合は購入することも可能です。
尚、『矢野経済研究所』サイト内に掲載されている調査結果サマリーを引用して掲載したい場合は、使用許可の問合せをする必要がありますので注意してください。
調査対象:食、ファッション、ライフスタイル、医療 等
調査内容:市場調査
※詳細情報は有料

食や小売りに関する調査『J-marketing.net』

引用:http://www.jmrlsi.co.jp/trend/

JMR生活総合研究所は、マーケティング調査やコンサルティングを主に行っている企業です。そのJMR生活総合研究所が運営している『J-marketing.net』では、消費に関連する基礎的な統計資料やJMR生活総合研究所が企画したコンテンツ、商品の消費者調査結果から読みとった現在の消費者動向がまとめられています。
主にブランドイメージに関する調査が中心ですが、その他にも市場推移や販売量に関する調査データの閲覧が可能です。基本的にBtoCのマーケティング調査が掲載されているので「流通」「消費」等の調査データが必要な場合は是非ご参照ください。
このサイトで閲覧できるコンテンツの中には会員登録が必要な物もあるので、詳細はサイトの利用規約をご覧ください。
調査対象:食、流通
調査内容:消費者意識調査や市場推移調査など

ライフスタイルに関する調査『○○人に聞いてみた』

引用:https://monitor.macromill.com/we_asked/

『○○人に聞いてみた』はネットリサーチ大手のマイクロミルが運営しているサイトで、このサイトにはマイクロミルモニタの意識調査アンケートの結果が公表されています。
このサイトのアンケートは着眼点がかなりおもしろいアンケートも多く、例えば最新のアンケートは【若手男性会社員に聞いてみた!あなたはネコ派?イヌ派?】です。これはネコの日(2月22日)にちなんだ調査だったそうですが、個人的には何の役に立つ情報なのか少し理解に苦しむものも多くあります。
しかし、統計データなどではなくアンケート調査という消費者の生の声のデータなので、コンテンツマーケティングを運営するうえではとても重宝するデータも多くあります。アンケートの母数も比較的多いので信頼できる調査結果として是非活用してみてはいかがでしょうか。
調査対象:ライフスタイルに関する事
調査内容:意識調査、アンケート

まとめ

今回は、webマーケティングやコンテンツマーケティングを行う時に役に立つ様々な統計データを公表しているwebサイトをご紹介してきました。
企業がコンテンツマーケティングとして行うオウンドメディアでは、そのコンテンツの信頼性は非常に重要な要素です。確かにコンテンツのオリジナリティーやライター独自の視点からの意見なども非常に重要な部分ではありますが、それが何の裏付けもなく、主観ばかりを羅列しているのであればその情報自体が正確なのか閲覧者は判断できません。その為、コンテンツマーケティングにおけるコンテンツは出来るだけ説得力が上がるようなデータも一緒に添付する方が良いでしょう。
コンテンツマーケティングを行う際には、コンテンツの中にしっかりとした裏付けデータを用意しておけば、閲覧者も納得しながらコンテンツを読み進める事が可能です。逆に説得力の薄い主観のみの内容となってしまえば、コンテンツの途中で離脱する可能性も非常に高くなってしまします。
しかし、コンテンツ内容に必要な裏付けデータを用意するとなると、それだけでかなりの時間を要する骨の折れる作業になってしまいます。そこで上で紹介したような統計情報サイトを活用すれば、必要な情報を簡単に集める事も可能ですし、そのデータの内容も信頼できるものになっています。また、コンテンツ記事の裏付けをするデータをきちんと添付することで、そのコンテンツの説得力も大幅に上がり、コンテンツ自体の価値も向上します。
現在、コンテンツ製作時に説得力に疑問があると思う場合は、是非、こういった統計データを一緒に載せて見てはいかがでしょうか?>

この記事を書いた人

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