【なぜ?】料理レシピサイトクックパッド常時HTML化にした理由とは

先日SSL化についての記事をアップしましたが
「SEO的な理由だけではSSL化するのはちょっと・・・」
「自分のサイトはセンシティブな情報を扱わないからまだ対応しなくても大丈夫」
そうお考えの方もいると思います。
そんな中、なぜ常時HTTPS表示に?と思われる、一見その必要性が低そうな
人気サイトが常時HTTPS表示に対応しました。
そのサイトとは、日本最大級のレシピサイト「クックパッド」です。
クックパッドはご存知の通り、料理のレシピが掲載されている大規模なサイトです。
機密性の高い情報を扱っていないため、一見プライバシーを守る対策などは必要なさそうに見えます。
今回何故、常時HTTPS化(全ページHTTPS表示)に踏み切ったのでしょうか?
その疑問について、公式ブログでは以下のように記載されています。

「レシピサイトくらいで大げさな」と思われるかもしれませんが、食事は人間の生活と密接に紐付いており、思わぬ情報を得られる場合があります。例えばクックパッドはレシピの検索機能を提供しています。この機能にはこれまで HTTP が使われてきました。しかし、実際の検索動向を見てみると、例えば「ダイエット」であったり、特定の病気 (糖尿病など) に適したレシピなど、プライバシに大きく関わるキーワードが含まれることがあります。
こう見ると、「では検索は HTTPS にしたほうが良い」という気持ちが働きます。しかし、検索だけではなく、他の機能についても同様のことが考えられます。「その機能が実際どのように使われるのか」を完全に想定することは困難です。よって、全ての通信が暗号化されている状態をまず前提とすることにしました。

上記記載されている通り、一見センシティブな情報がなさそうなサイトでも他人には知られたくない情報をやりとりしていることがあります。
そういった場合のためにセキュリティ強化しユーザーのプライバシーを守ろうとすることは、
これからのWebサイト運営において必須であり、SEO対策においても最低限クリアしておくべき事項になることは間違いないでしょう。

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